顔のほくろ除去は足立区五反野駅から徒歩1分の大山皮膚科

顔のほくろ除去 お悩み別外来

顔のほくろ除去

顔のほくろには色や膨らみが様々で、同じほくろでもこんなに違いがあるのかと驚くケースがあります。
例えば下のケースのように、3個のホクロがありますが、色調、かたち、そして膨らみの程度がそれぞれ違います。
なぜホクロはこのような多様性があるのでしょうか？

その答えは、メラニンの色調は深さと量で決まるからなのです。
メラニン色素を拡大鏡であるダーモスコピーで観察すると、深さ、量そして分布のパターンにより、見えてくる色調が下図のように異なるのです。

ダーモスコピー超簡単ガイド 第2版 （秀潤社）p.9から引用

角層内ではメラニン色素が凝集する傾向にあり、その下の表皮全層にも厚めに分布するため、黒く見えることが多い。
表皮の中で一番深い位置の基底層では、基底細胞内に比較的均等で薄い層状に分布するため、薄茶色に見えているものと考えられている。
また更に深い真皮内では、乳頭層(浅い)では灰色、網状層(深い)では青灰色に見える。
この理由は主として彩度(色の鮮やかさ)の低下による。
(東京女子医大足立医療センター皮膚科　田中勝教授のご厚意による)
ほくろを皮膚科医の聴診器であるダーモスコピー(拡大鏡とは少し異なります)で観察すると、種々の色素病変の診断に有用です。

顔面のダーモスコピー像の基本

顔のほくろをダーモスコピーで見る場合、最大の特徴は毛穴です。
下の模式図のように毛穴が抜けて見えてきます。
もちろん顔以外にも毛穴はありますが、種々の皮膚の構造の違いにより特徴が際立っているのです。

ダーモスコピー超簡単ガイド 第2版 （秀潤社）p.64から引用

治療前後の写真

アレックスレーザーによるほくろ除去　NEW
料金:55000円（２個で）
ほうれい線から頬にかけて双子のようなほくろが並んでいます。
２ヶ所とも除去後白くなっていますが（白色瘢痕）、これはしょうがありません。

アレックスレーザーによるほくろ除去　NEW
料金:198,000円（７個で）
左頬に５個、右ほうれい線に２個並んでいます。
若干凹みがありますが、除去できています 顔の印象が全く違いますね。

アレックスレーザーによるほくろ除去　NEW
料金:165,000円（６個で）
左ほうれい線から左頬にかけて６個のほくろを除去。
深さがないホクロは特にキレイに除去できます。

アレックスレーザーによるほくろ除去　NEW
料金:88,000円（３個で）、血管腫は22,000円
ほくろと赤ほくろ（老人性血管腫）が顔に散在しています。
アレックスレーザーとヤグレーザーでほぼ跡形もなく消失しました。

アレックスレーザーによるほくろ除去　NEW
料金:49500円
よく見かけるドーム状に隆起した黒褐色のほくろ。毛穴も鮮明に見られます。
３ヶ所色のないツブツブが残っていますが、アレックスレーザーを照射して終了としました。

アレックスレーザーによるほくろ除去　NEW
料金:38,500円
ミーシャー型のほくろです。アレックスレーザーを照射。点状にへこみがありますが良い仕上がりです。

アレックスレーザーによるほくろ除去　NEW
料金:27,500円
これもアレックスレーザーを照射。問題なく除去できました

ケース1

この顔のホクロをダーモスコピーでみると以下の所見が得られます。

ほぼ均一な褐色病変の中に、諸所に丸く色が抜けているのがわかります。

拡大すると、くっきり色素が丸く抜けた部分が多数存在します。これが毛穴なのです。

ケース2

この顎のほくろをダーモスコピーで観察すると

茶色の丸い粒が多数集まって大きな塊を作っていますが、みなメラニンの集合体です。
その中に黒い剛毛もはっきり確認できます。ほくろの中の毛は周りの正常な皮膚の毛より
太い傾向にあります。

ケース3

良く見かけるドーム状に隆起したほくろです。これをダーモスコピーで観察すると

毛穴の周囲にメラニンが残っていますが、それ以外は色が抜け落ちてしまった感じです。
古くなったMiescher型の典型的なほくろです。Miescher型のほくろのライフサイクルは、小児期では平らなホクロですが、青年期に隆起し、成人期ではこの写真のように
半球状になり、古くなると次第に色素が抜けていってしまうのです。

このようにダーモスコピーを使用すると、ほくろを肉眼で見た時と全く違う世界へいざなってくれるのです。
したがってホクロに似た良性の腫瘍や、悪性の皮膚癌の鑑別に必要不可欠なツールとして大活躍しています。

当院ではしっかりとダーモスコピーで観察し、診断した上で施術していますが、ダーモスコピーは難しいトレーニングが必要なのです。
日本皮膚科学会認定専門医と、なんちゃって美容皮膚科医・美容外科医とはレベルが違います。

ダイオードレーザーによる顔のほくろ除去を一部お見せします。

目周りの隆起したほくろです。時々目の近くなので大丈夫ですかと 心配されますが、問題ありません。

目の下のかなり大きいほくろです。目周りは凹みやすく、跡になり易い部位なので、気を使います。
除去後はイメージが全く違いますね。

こめかみの上にあるホクロ。この辺の大きさも凹みやすいです。

眉毛下のほくろですが、小さくても跡になり易い部位です。

目の縁のほくろです。意外かもしれませんが、跡になりにくい部位です。

目下のプックリ型のほくろ。時間の経過でナチュラルな仕上がりになっています。

ほくろ3兄弟といった感じですが、目周りで数があるケースは跡になり易いです。
その方の肌質にもよりますが、キレイに仕上がっています。
これはかなり難易度が高いです。

⚠️ホクロに似た皮膚癌には注意が必要です。

頬のほくろに似た病変ですが、中央の薄赤い部分が気になります。
早速ダーモスコピーで観察。ふとい血管があり、そこから樹木の枝のように分かれています。
樹枝状血管と呼ばれる基底細胞癌に特徴的な所見です。

眉上と内眼角付近のほくろに類似した基底細胞癌です。今振り返って見ても、この２例は普通のホクロ(眉上)や傷跡(内眼角)とまぎらわしいですね。常に注意深く観察する必要があります。 これらもダーモスコピーによって、一発で診断できました。

ダーモスコピーの診断力は、ほくろ類似病変の鑑別に必要不可欠です。 ほくろ除去は皮膚科専門医である東京足立区 大山皮膚科におまかせください。