にきび・シミ・ホクロ治療/大山皮膚科

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東大式レチノイン酸療法について

■ レチノイン酸とは?

ビタミンA及びその誘導体は総称してレチノイドと呼ばれます。その基本構造は、下図に示す通りです。
レチノイン酸とは? 炭化水素環、ポリエン鎖、そして末端終末鎖がカルボキシル基(COOH)のものがレチノイン酸です。

■ 東大式レチノイン酸療法とは?

レチノイン酸は、欧米ではにきび治療の外用剤第一選択薬として30年前から汎用されていました。アメリカFDA(※アメリカの厚生省)がシワに対して有効と承認する唯一の外用薬でもあります。ただ、その使用法は0.1%までの低濃度に限定されていました。

東大形成外科グループは、レチノイン酸の一つの作用である皮膚のターンオーバーの促進作用(通常皮膚は4週間で入れ替わるのに対しレチノイン酸塗布によりそれが半減します。)に注目。シミへの応用を考えました。つまりメラニンがたまった古い皮膚を素早く新しい皮膚に入れ替えてしまえばシミが治せるのではないかと考えたのです。数々の試行錯誤を経て、0.1〜0.4%という高濃度のレチノイン酸を使用するのが最も効果的であることが判明しました。

もちろん高濃度のものを使用するとその副作用も生じ易くなります。その刺激作用により新たにメラニンを作る細胞を刺激して、メラニンを産生させてしまうのです。せっかく古い皮膚を新しい皮膚に入れ替えたのに、再び色素沈着を作ってしまうことになります。そうならないようにするにはどうしたらよいのか…それにはメラニンを作る細胞がメラニンを作れないように作用するハイドロキノンと併用すると良いのではないかと想定しました。高濃度レチノイン酸+ハイドロキノン。これが東大式レチノイン酸療法の誕生です。

これによりシミ治療は、ドラスティックに変化したのです。顔に塗るだけでシミが取れる!夢のような話が現実になりました。ただ一口にシミと称しましても、色々のシミがあります。一つの顔に色々のシミが混在する場合の方がむしろ珍しくないのです。その一つ一つのシミに対応すべくレチノイン酸の濃度のきめ細やかな処方が必要です。それが可能である医療機関にかかることがシミ治療の第一歩でしょう。

■ レチノイン酸図式説明

レチノイン酸図式説明
 
レチノイン酸図式説明
シミにレチノイン酸を塗ると、表皮の増殖スピードが非常に速くなる。
ハイドロキノンはメラノサイトに作用して新たなメラニン合成を止める。
 
表皮の増殖が早まる結果、古い角質がメラニン色素と共にはがれる。
メラノサイトは活動停止するので、メラニンの無い表皮に置き換わる。

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